2012年10月26日

ポールさん

ポールさん
3週間ほど前に、かかってきた電話。

「彼女のお母さんに挨拶に行くのでお花を持っていきたいのですが。」
「お店はどこですか?博多から千早まで電車に乗るので、店の近くの駅で途中下車するので、どこで降りたらいいですか?受け取りに行きます。」と。

ええ~~~ 途中下車して??
たぶん、彼はネットで調べて電話くださったのだろう。
東京にお住まいで、土地勘もなかったのでしょう。
それならば、

「千早駅には何時ごろに到着ですか?駅まで配達します。
レガネットというスーパーがあるほうの出口におとどけしますよ。」

「ああ、そうですか! わし、ポールといいます!」

わ、わし??? ぽ、ポール??
それまで、まったく外国の方とは気がつかないほどの流暢な日本語でお話しされるもんだから・・・
でも、ポールさんの一人称は「わし」
なんか一気に親しみが湧いてきて、3日後のお届日を楽しみにしておりました。

配達当日、駅に向かっているときに電話が入り、
「ちょっと早かったけど、いま千早に着きました!レガネットの前にいます。
わし、紺のスーツ着てます!」

ポールさんどんな方だろう?
気持ちワクワクしながら駅に到着。
すると、レガネット看板の前に、ポールさんだ!
好青年!すご~く爽やか!
彼は、東京から福岡に来る前に松山に寄ってきたとのことで、お土産が詰まってそうなおおきなバッグを2つも持ってました。

「お花持てます?」と聞いた私に
「だいじょうぶです」とニッコリ。


そして今日、

「ポールです!」
そう、あの時のポールさん。

「こないだ作ってもらった花束、彼女のお母さんがとても喜んでくださって、
あ、あの・・・おかげさまで結婚も決まりました!」

きゃ~~~~うれしい~(^O^)/

「いま、式場をどうするかまだ決まってないけど、もし、結婚パーティーを自分たちで企画するようになったら、会場に飾るお花を頼みたいんですけど。」って言ってくださいました。

電話の向こうの声は、ピンク色。
とても幸せそうでした。

よかった~
いまから、挙式へ向けてのいろんな事を笑いながら、喧嘩しながら決めていかれるのでしょうね。
いちばん楽しいとき。

突然かかってきた1本の電話、
思いがけない出会いから、幸せなお二人の姿を想像させていただきました。

ありがとう。おしあわせに。










上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。